投稿者:23nagaoka 投稿日時:2012/2/17 22:22 題名:『池高新聞』より 池高の植物 キンモクセイ メッセージ:『池高新聞』第182号―1977(昭和52)年11月28日―より 「池高の植物8」 キンモクセイ  バックネットで、白帆をなびかせていた帆船。運動場いっぱいに展開された応援合戦。校内のあちこちで密かに香を漂わせていたモクセイの花。池高の秋は終った。  モクセイ科の植物には、ヒイラギなどのモクセイ属、ジャスミンの属、オリーブ属、ライラック属と楽しいものが多い。  このうち、モクセイ属は東亜が分布の中心で、関西では、垣恨や庭木としてキンモクセイが好んで植えられている。  モクセイは実をつけない。これは、中国から我国に移入されたのが雄株ばかりで雌株がなかったことによる。  大阪市内、堺、尼崎のキンモクセイは咲かない。大阪―京都、大阪―奈良の国道沿いに、花の咲かない地域が帯状にのびていることは十年前に公表された。  いま、市街地のキンモクセイは、車の排気ガスによる大気汚染を知るための指標植物になってしまった。 〔コメント〕  この頃はまだ体育祭は秋に開催されていました。1979年に共通一次試験が始まり、19990年からセンター試験に移行、試験日が早くなりました。合わせて国公立大学の試験日も繰り上がり、その対策で体育祭が6月になり、梅雨と熱中症を心配しながら開催するようになりました。「運動会、体育祭は秋! 」というのは古い感覚なのでしょうか。 ----