投稿者:23nagaoka 投稿日時:2012/6/18 17:56 題名:陸上ハードル優勝樹 メッセージ:   中庭にある「櫟(イチイ)」の木をいう。昭和51年8月、全国高校総合体育大会(長野)に大阪府代表選手として参加した国方卓(29期)は、110米ジュニアハードル種目で堂々全国優勝を成し遂げた。    決勝 国方卓14秒66  1位  国方は昨年(2年)の折も近畿大会優勝、全国大会4位の成績を収めており、全国制覇を目指して凄じい練習に入っていた。早朝から放課後は無論、修学旅行中でも黙々とトレーニングに励んでいた。全国一になった国方は櫟の木(一位をかけた記念)を片手に帰校、その功績を称えて植樹したのがこれである.なお国方は推されて卒業式の時答辞を読むが、読み終えるや永年タヴーだった「仰げば尊し」を歌おうじゃないかと呼びかけた。このハプニングに満場驚くなかを、彼は涙を浮かべながら蛮声をはりあげ、潮騒のように多くの卒業生たちが唱和した。これが以後数年に亘り歌い継がれて、一部生徒や一部教師たちから批判される「仰げば尊し ハプニング」の淵源である。 [コメント] 国方さんと、校長先生、顧問の先生方  この「櫟(イチイ)」の木は残念ながら現在は残っていません。『創立40周年記念誌 1980-昭和55-年』『池田50年史』には、すくすくと育ち、葉を繁らせている、と書かれています。その後なくなったのでしょうが、そのいきさつは分かりません。  30期代の後輩たちが水やお茶をあげて大切に育てたのが、かえってあだになった、という伝承もあるようです。  31期、33期の卒業生教員に尋ねてみると、ハードルで優勝したことは知っているが、櫟の木のことは知らない、という答えでした。創立50周年のとき在学していた43期の卒業生教員によると、その話は聞いたことがないということです。  櫟の木については、これからも調査し、何か分かればお知らせしようと考えています。  卒業式では、ここ15年くらいは退場前に、卒業生が卒業の歌を歌っています。歌わなかった学年もありますが、歌うときは学年で曲を決め、3学期に、受験の合間をぬって何度か練習を重ねています。 ----