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23nagaoka | 投稿日時: 2012/2/15 21:56 |
管理人
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『池高新聞』より 池高の植物 クスノキ
『池高新聞』第180号―1977(昭和52)年2月25日―より
「池高の植物6」 クスノキ クスはシイと共に、日本の暖帯林を代表する木である。昔、未だ人類が小規模な集落を作って生活していた時、それをとりまく平地の大部分はシイやクスの森林で覆われていたという。 クスは長寿である。うっそうと茂った森のあちこちに大木があったに違いない。 今でも、各地の寺社の庭には、周十五米、樹齢千年をこす大木が残っている。 播磨風土記には、仁徳天皇の時代、明石にクスの大木があって朝糾夕、淡路島から島根まで陰をおとしたとある。各地に似たような伝説も多い。 生態学者は、今の平地も枚置すれば千年位で元の原始林の状態に戻ると推定している。 池高のクスは小さい。野球ネットの東側に、幹の分かれた株がある。これが落とす影は、マネ嬢のひやけを僅かに防ぐ程度である。しかしこれは、創立当時からある樹らしい。校舎南側のクス並木(高さ四~八米)は創立三十周年を記念して植えられたものである。移植の時、枝を切られたが憩いの樹陰をつくる日も遠くはない。 クスは材を利用するほか根からは「しょうのう」をとり殺虫剤として使用した。また強心剤のビタカンフルなど、クスと人類の結びつきは深い。 〔コメント〕 「サクラ」の記事に書いたコメントの補足になります。2009年・2010年の耐震工事の時、足場を組む妨げになるという理由で樹木が伐採されました。事前にどの木が妨げになるのかという話もなかったし、事後の報告もありませんでした。 また、2004年大阪府立高校、支援学校の教室にエアコンが導入されたとき、室外機設置のため樹木が伐採されたそうですが、後から赴任した者には何も教えられていません。生徒にはもちろん、教職員にも池田高校にある樹木のいわれについて伝わっていない、というのが現状です。 |
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